2009年02月26日

地球温暖化対策についての考察

 『Hello』より進展させて、自然科学を底辺に地球温暖化対策についての考察を重点的にしてみましょう。


 京都議定書が発足して以降、地球環境問題を取り上げた著書が数多く発刊されていることや、メディアにて取り上げてこられたので、一般的には、多くはそれらの情報をそのまま信じこられてきた方が非常に多いかと思います。

 特に、世界中で討論の火種となったのはゴア氏の『不都合な真実』だと思います。ロジャー・レヴェル博士の影響で博士の仮説モデルを用いて理論展開していますが、物理学では示されるはずの細かな物理根拠を示すことなく、「黙示録」で描かれたような予言の如く示されてきただけに、「地球温暖化問題は新しい信仰宗教のようなものだ」と指摘されるケースが多くありました。

 物理学の基礎から積み上げてきた私から見れば、自然科学の手法を用いられておらず、現在の気象学を参考にせず、ニュートン・スケールの絶対静止性で議論展開され続けてきたように思えます。

 それ以前も、IPCCの物理学ベースのデータが科学界で報告されている実数と違うため、妥当なデータが報告されるようになるまでは、科学界が後押しをすることはありませんでした。

 小説の世界では至って現実思考で展開する性質のあるマイクル・クライトンが「恐怖の存在」という作品を発表していますが、この作品にはこのような背景から起こりえる可能性から導き出したフィクションを描いています。 − 逆に言えば、温室効果ガス削減を道具に、営利目的のみで、実質には削減できない商品を売るのは作品で描かれたテロリストと同じ行為をしているのと同等(物理は同じ)とも取れる内容のものです。

 私はといえば、IPCCの前進から見てきました。前進はただの仮説で、科学界で扱うには根拠がなさ過ぎたものでした。無論、レヴェル博士の仮説は仮説として知っていましたが、関連付けるには物理学上の根拠がなかったのです。

 やがてWWFなどの大型の自然保護団体(NGO)の政治的な後押しもあって(特に米国と日本はこの傾向)、政治面の流れによる傾向が強かったのも事実ですが、自然科学界では挙げられてくる報告から異常を察知し、温室効果ガスの削減の必要性があると認識するようになり、科学界から働きかけるようになりました。

 このような流れの中でIPCCの活動が進められてきたので、一般的には地球温暖化のメカニズムや物理を理解されていないまま信じ込まれているケースが非常に多いかと思います。

 地球温暖化については地球という惑星のダイナミックスなシステムによる物理現象に過ぎないものであるので、自然科学の有識者の場合には、一般的(世間に繰り広げられたゴア説支持者と地球温暖化は全く嘘だ支持者の論争)に繰り広げられた論争とは全く違った知見を持ち、この両者の説には否定的な見解を持っています。私も同じ見解なのですが、自然科学の有識者の場合には、まず、生存危機を及ぼすのが温室効果ガスにあるため、「温室効果ガス削減」の必要性について着目してきました。

 昨日たまたま興味深いものを見つけたので一例として取り上げますが、EUのノーベル賞受賞を受けた科学者たちが集まってIPCCについて議論したものを取り上げた『ノーベル賞受賞科学者達は人間による温暖化をどう見るか?』にあるように、物理を理解している有識者である場合、一般の人々の場合とこれだけ違う見方をします。

 IPCCの温室効果ガス削減対策について、批判されてあるところは非常に細かいところの部分です。地球環境は気候の構造を見てわかるように、ニュートンモデルのような絶対静止性のスケールではなく、流体的なメカニズムを持つ動的なものです。また、地球のメカニズムというのは、気候は海洋と深い関わりがあり、陸上とのサイクルで成り立っているので、複雑なメカニズムで成り立っています。このため、ダイナミックスといった言葉で説明される事もあるわけですが、一言で地球温暖化といっても、複雑なメカニズムから成り立っている自然現象といえます。

 実質の話、温室効果ガスには様々な発生原因があります。例えば、田んぼは湿地帯ですから、メタンが好んで温室効果ガスを発生させます。産業革命以降温室効果ガスが多量に発生しているのも、科学界では確認が取れているので人為由来が大きい事も認識しています。

 石炭燃料やメタンハイドレートは採取する段階や輸送する過程でも、エネルギー生産する過程でも、温室効果ガスを発生しやすいものであるので、温室効果ガスを発生しやすいというのは間違いではありません。

 それぞれ物理的な見解上で実数を出されています。しかし、中には批判されているような内容があるからといって、地球環境問題を否定しているわけではありません。

 何故なら、そのまま続けば増え続けるであろう温室効果ガスを削減しなければ、気候変動で生じる自然災害がもっと起きやすくなるであろうし、温度が上昇すれば、熱射病など、環境によっては疫病などが発生しやすくなるでしょう。また、気候変動による農作物の不具合は元より、総人口が多いだけ食料危機や地下水の枯渇など、様々な問題が出てきます

 この辺りの物理を一般的には理解されていない人々が多すぎるようです。が、「温室効果ガス削減を達成するためには」テーマにすれば、これら(自然科学の基礎知識:地球環境のシステム)を一般的に認識するようにできなければ(人々が理解できるようにならなければ)、人文社会科学との構造主義化システムの構築は理論上において不可能です

 専門の学術を知りえている有識者で集まる研究者の間では難なく研究を進められる世界の話です。

  先に挙げた『ノーベル賞受賞科学者達は人間による温暖化をどう見るか?』について挙げられた話はIPCCの概念(各国の概念)即ち、それまで一般で先行された、よくありがちな考え方や方法について批判されたものであって、@「不都合な真実」=基礎科学に根付いていない・根拠がない仮説モデル)、B温室効果ガス削減を努力している国に対し、温室効果ガスを大量に排出している国が多いことや、Aとても実用的とはいえない方法について、指摘が行われています。

 ここで整理しておかなければならないことは、IPCCの流れ(誰でもわかり易いように、エントロピーで説明したもの)と、自然科学系の理論展開の流れとは違うということです。

 即ち、IPCCのモデルによるデータのそれとは、より単純化された、より大雑把に粗い・簡易モデルで示されています。Ph.Dの集まりで運営されているnature陣営が現在では言っている「ぼちぼちのデータ」は、これは一般対象に見た目わかりやすくしたものにあたります。

 これに対し、基礎科学で使うモデルのスケールは、基礎科学で積み上げてきた理論をベースに、気が遠くなるほど細かい観測分析などから予測されるものであるので、基礎知識がない限り理解でき難いものとなっています。このため、基礎科学や自然科学系のデータとPICCの簡易モデルとは、まったく別のタイプのものです。

 Ph.Dの集まりで運営されているnature陣営である場合、毎週研究者から報告が挙げられたり、有識者同士で議論が行われている環境であるので、地球温暖化を示す報告が挙げられるようになってからは、natureで挙げられてくる観測データや報告から、増え続けるであろう温室効果ガスについて、危機感を持っています。

 地球温暖化それ事態は物理現象であり、エントロピーで示された温度変化については、これは地球全体で年間で簡易計算されるわけですが、一年をとしての±で算出されます。

 一言で地球温暖化とは言っても、実際に起こっている自然現象に過ぎません。気候の物理現象そのもの自体は物理です。

 なぜ人為的由来が特に指摘されるについては、他の生物に比べ、多くの温室効果ガスを発生させてきたからにあります。

 人為的由来が指摘されてきた根拠については、産業革命とそれ以前の自然環境の状態の科学ベースのデータを元に検証された報告が週刊科学情報誌Sienceより報告が過去に挙げられています。

 即ち、人為的由来による温暖化は「1つの原因」として考えられるあたりのもので、実際は焼畑をするにも温室効果ガスを発生させますし、農業だけでも特に田んぼは湿地だからメタンを発生させます。産業革命以降、産業からの温室効果ガスも発生させるわけですが、現代人にとっては生活を支えるためには従業員として働きますね。

 まず人類の総人口数から考えて、全ての人々が生活に豊かになりたいと考えれば、資源配分問題が発生しますし、地球資源は全員に行き渡るほど豊富にありません。

 他の種の生物の活動から考えると、この人為的由来の温室効果ガスの発生量は、総人口の量が量であるだけに、営みがあるだけに、非常に大きいです。

 厳密にいえば、温室効果ガス発生量の計量分析については、EDMCの『エネルギー・経済統計要覧』を参考にしていただくと判るように、書籍が厚い分データが載せられており、気が遠くなるほどの計量分析データが挙げられています。よく見るとわかりように、物質によって計量する方法や単位が違い、国によって単位の基準が違うことがあります。

 つまり、IPCCの簡易モデルがどれだけ簡単に表されているのか?ということで、実際に本気で計算しようとすれば、それは本当に気が遠くなる作業で、スーパーコンピューターで計算しなければ、人力ではとてもとてもで、まず、しんどいです。←(注:固体本人は、EDMCのデータを元に、本気でこれをやろうとした私です。本当に気が遠くなる話で、当時は、物理学の知識を根底に、せめて算出方法は違っていてもデータには一貫性を持つべきだとか、各国別の単位じゃなくて世界共通に一貫性を持つべきだとか、物理的な問題でぶつくさ小言を言っていました。簡易モデルの2008年版より、2007年版の方がよく、国内版は海外との単位違いの問題があるので、英文版でと決めています)

 実質は、自然現象に過ぎない地球温暖化ですが、人為的由来の温室効果ガスの発生量は、地球温暖化の原因になる1つの原因であるので、このためグローバルといった言語がよく使われます。

 温室効果ガス削減対策においては、よく「グローバル」という言語が使われますが、これには、情報についての各スケールの仕分けが必要になります。


 誤解のないように補足すれば、これらはこの固体本人の11年間の独学やリサーチの蓄積で、その固体本人といえば、自然科学系についても1つ1つ専門課程の知識を学んできましたし、natureの愛読は10年で愛読し続けています。ですから、この記事に書いたような知識は十二分にあります。

 勿論、この固体本人が『Hello』より進展させて、その枠内で、地球温暖化対策についての考察をしたものに相当します。しかも、その系では、少なくとも、固体本人の私には性に全く対応できない致命的なハンディキャップあることから、障害を引き起こさずに進められるよう、性に全く関連させない事を前提に進んでいます。だから、実質は非常に限られた枠内になります。


posted by 0≠素子 at 09:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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