2010年02月27日

生化学:「スーパー」金属タンパク質

金属タンパク質は活性部位に金属原子を含むタンパク質で、その多くは、電子伝達が関与する生物学的反応にきわめて重要です。

Marshall たちは、アズリンとよばれるヒ酸還元酵素 cupredoxiin の単一分子の還元電位を、本来の範囲をはるかに超えて調整できることを実証しています。

これは、金属結合部位の近く、或いはその遠くにある重要なアミノ酸の置換えによって可能となりました。

今回の研究や将来の進展の結果は、エネルギー変換のための人工光合成中心、あるいは燃料電池触媒の設計に使えると期待されています。


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nature 462,1-126 5 November 2009 Issue no.7269
Letter p.113 / Rationally tuning the reduction potential of a single cupredoxin beyond the natural range / N M Marshall et al. (University of Illinois,Urbana-Champaign,)


酸化還元過程は、光合成や呼吸での長距離の電子伝達から工業的また燃料電池の研究における触媒に至るまで、化学や生物学の多くの機能にとって重要です。

自然界では、酸化還元反応を行うのは酸化還元活性を有する限られた数の物質のみです。

こうした分野における長年の課題は、酸化還元活性部位や電子伝達特性にほとんど影響を与えずに、酸化還元電位を広範囲にわたって精密に調整する方法です。

この問題の解決は、酸化還元過程における長距離にわたる非共有的相互作用の役割の基本的な理解を進めるだけではなく、エネルギー変換のための人工光合成中心や燃料電池触媒などに応用するために、目的に合わせた酸化還元電位を持つ酸化還元活性タンパク質の設計を可能にするだろうと考えられています。


posted by 0≠素子 at 00:58| Comment(0) | TrackBack(1) | nature - lssue | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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