2009年12月17日

Road to Copenhagen

Road to Copenhagen』より。

尚、かの週間科学誌"nature"側(Editorials)では『Climate of compromise』で掲載したような観点をもっています。


報道を見ている限りでは、各国それぞれの視点や言い分に溝があるようです。

報道によれば、日本も先進国の枠に入っているようですが、実際の地球環境の実情を把握されていない状態で議論が進められています。

つまり、自国の温暖化効果ガス削減のものだけの視点を見ている限りは、議論は難航するでしょう。

まず、エネルギー資源問題もあるわけですが、そのまえに、見落とされている点が多数あります。

たとえば、「総人口量の温暖効果ガスの発生量」と「一人当たりの温室効果ガス発生量」が、各国それぞれ違うというところに着目されていなければ、適切に対応はできないでしょう。

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2009年11月26日

コペンハーゲン会議の行方

国連気候変動会議を目前に控えて、Natureの10月22日号では、News と Opinion では、各国の折衝のカギとなる問題を論じています。

最新の展開はあまり明るいものではなく、富裕国と貧困国の考え方の隔たりは相変わらず大きいようです( News p.1034 : Time running out for climate for climate talks)。


Opinion では、気候変動に関する政府間パネル議長を務める R Pachauri 氏が、折衝に対するインドの姿勢について述べています( p.1054 : India pushes for common responsibility / Technological partnerships)。

Pachauri 氏(潮力電力などで独自にクリーンエネルギーを研究開発し、ノーベル賞受賞者および週間科学誌"nature"で賞を受賞した工学博士)によれば、インドは前向きな取り組みを目指しており、強制的な排出量制限は受け入れないとしても、国内で努力することで功績を挙げたいと考えているようです。

中国社会科学院の J Pan 氏は、世界全体の二酸化炭素排出量を 2050 年までに 50 % 削減し、先進国では 80 % 削減するという G8 首脳宣言が打ち出した目標を検討し( p.1055 : China expects leadership from rich nations )、開発途上国との公平性を期するなら、より富裕な国は削減量をもっと増やすべきだろうと論じています。

京都会議の折衝を仕切った外交官である R Estrada-Oyuela 氏は、コペンハーゲン会議の成功は、折衝のリーダー役の技量にかかっていると考えています(p.1056 : Copenhagen needs a strong lead negotiator / A whole solutionClever tacticsNo regrets)。


News Feature では、世界の最貧国の中では先頭を切って適応活動を行っているブータンの国連基金による洪水防止計画について、 A Nayar がまとめています( p.1042 : When the Ice melts )。

J Tollefson は、熱帯の国々が森林中に含まれる炭素量を見積もるのに使える簡単な方法について、ペルーから報告しています( p.1048 : Counting carbon in the Amazon )。


Books & Arts では、 S Khanna が気候に関する文化的見地からの論争を論評し、 R Gifford は「気候変動」という考えを受け入れてもらうための心理的考察について、また D Reay は地球温暖化に関する本の進化について論じています( pp.1058 〜 1061 : Conveying the campaign messageSpanning diversityQ&A : The science of persuasion, Climate books with cloutQ&A : Architect of a sustainable future)。


Editorial ( p.1027 : Climate of compromise )やオンライン特集も参照されたく、また go.nature.com/hzQMD での討論にもご参加していただきたい、といいます。


尚、このブログでも討論は可能です。


posted by 0≠素子 at 19:51| Climate Change | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

国際気候変動枠組み条約締国会議(COP14)のレポートより

 参考に昨年の年末に開催された国際気候変動枠組み条約締国会議より。

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参考文献:
nature Vol.456 837-1008 Issue no.7224 18/25 December 2008
News p.846 / Climate talks defer major challenges / Jeff Tollefson
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Climate talks defer major challenges

Minor progress in Poland on adaptation and deforestation sets the stage for Copenhagen in 2009.

POZNAN,POLAND

International climate negotiators left Poland last week with a roadmap for completing work on a grobal-warming treaty in 2009 - a small yet critical step in the face of the global economic meltdown.

With the US delegation in a state of postelection limbo and Europe locked in a battle over its new climate initiative (see page 847) , developing nations captured the limelight in Poznan by ramping up their own commitments and calling for industrialized nations to do the same.

The talks - the 14th UN Conference of the Parties(COP), held on 1-12 December - also saw the launch of a fund to help countries cope with a warmer world.

And negotiators made some progress on ways on ways to include deforestation in the successor to the Kyoto Protocol, which expires in 2012.

But delegates largely spent the two weeks positioning hemselves for the formal negotiations process leading up to Copenhagen, where the talks are scheduled to conclude in Desember 2009. They adopted what is being called the "Pozan package", which lays out a necessarily aggressive - and perhaps optimistic - agenda, but remains silent on the most vexing questions,
including how to divvy up responsibility for reducing greenhouse gases.

"The best thing you can say about this COP is that we didn't lose ground", says Kevin Knobloch, president of the Union of Concerned Scientists in Cambridge, Massachusetts. "But that is saying something, especially in this period of financial crisis." And Knobloch thinks that new proposals from emergoing economies could open the door to a deal in 2009. "I don't think
it will be easy, but we will have squandered an opportunity of historic proportions if we don't get this done," he says.

.....

 ということで、京都議定書が発足して最後の最後まで地球温暖化現象のメカニズムについて十分に理解されずに終わってしまうのか、といった状態があからさまに出ています。

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posted by 0≠素子 at 14:11| Comment(0) | Climate Change | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地球温暖化についての基礎知識

よく勘違いされる辺り』より。まず、参考となるデータを取り上げます。


### basic datebase ###
気象庁|気象などの知識
気象庁|地球温暖化
気象庁|地球温暖化

### datebase ###
温室効果ガス - Wikipedia
大気エアロゾル粒子 - Wikipedia
オゾンホール - Wikipedia
地球温暖化 - Wikipedia


posted by 0≠素子 at 12:18| Comment(0) | Climate Change | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

気候変動問題対策についての動向

 1月15日9時56分配信 時事通信より。会場は東京にて、『交通分野のCO2削減』を議論するに、担当大臣会合始まる。

 交通分野での二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減について日本や米国など約20カ国の担当相らが話し合う会合が15日、東京都内で始まった。日本からは金子一義国土交通相らが参加。最終日の16日に採択される大臣宣言には、環境に優しい交通システムの確立に向け、先進国による途上国支援などが明記される方向だ。

 現在の世界総人口(参考:『国の人口順リスト - Wikipedia』・『世界人口 - Wikipedia』)は2007年7月現在の推計で66億人。2008年5月1日の推計で66億6000万人である。

 但し、今現在の世界人口の約半分が各国政府の研究者の憶測で推算されているため、資料を閲覧する際には注意を払う必要もある。

 気候変動に関連する温暖効果ガスの発生の由来の1つとして、人間活動も大きく関連しているというのは世紀末前後では科学情報誌では論文やPD.hで構成された週間科学誌natureの議論の場で議論されてきたところであり、3年前より基礎的な知識が統一されたところである。

 但し、IPCCについては、natureのPD.h陣では物理学分野においてのみ妥当なデータだと現在は示してはいても、実数とは観ていない、簡易的な予測モデルに対する評価であって、現実ベースでの実数を示したものとして評価しているわけではない。

 また、natureのPD.h陣は工学の技術系の知識や経済学の知識には万能ではなく、natureでもまだよく理解していないデータが挙げられている。

### 参照 ###
CLIMATE CHAGE : IMPACTS ON JAPAN
気候に関するnature誌のデータ

 しかし、natureのPD.h陣では科学者である「自分たちにできること」として、基礎科学の知識を提供する事によって危機を防ぐために論説や政治面における科学者の団体を結成し現在活動中となっている。

 IPCCが提供する情報がこれまでが根拠が挙げられていなかった状態で進められてきた上に、対応について促進するゴア氏の説が妥当な予測をしていないために、誤解を招いているが、地球変動問題は、まんざら嘘の話ではない。

 地球の気候変動は、温室効果ガスを排出することによっても気候変動に影響する事から、「人口量にも影響し、人間活動でも影響する」という知見は、世紀末前には科学界では知られている。

 それは、応急処置的な対応しかできないが、気候変動に関する温暖効果ガス削減を行うには、『交通分野のCO2削減』をするのが手っ取り早く、仮に、一斉に使わないようにすれば、それだけで削減目標は達成する。

 だから、その議論自体は、物理に則している。しかし、問題となるのが議論のされ方で、『交通分野のCO2削減』をするには、まず米国であるなら、自動車業界の製造面において、二酸化炭素をばら撒かないエコ自動車へ変更されなければならないし、日本国内においては、産業界の圧力に負けずに規制を掛ける必要があり、日本の科学技術ではそれを達成できる技術は有している。

 しかし、これが出来たのは3年前までで、今の世界の経済の状態ではあまりに時が遅すぎたと思う。


 開会式で麻生太郎首相は「気候変動問題は先進国、途上国を問わず、国境を越えて人間の安全保障を脅かす喫緊の課題。今後も日本は一層積極的な役割を果たしていく」とあいさつした。 

 各国のポストの皆さんが、物事の成り立ちや物理を知っていて議論するのなら、まだまだ見込みがあるが、いつもの調子で終わるんじゃないだろうか。

 そう思えてならない。

posted by 0≠素子 at 19:46| Comment(0) | Climate Change | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

炭素サイクル:ソースとシンクとシーズン

 炭素サイクルがわかれば、精密な計算や、対策プランも練りやすくなるだろう。

 何故なら、大気中のCO2の季節変動サイクルの位相変化は、1つの地域がCO2のソース、或いは、シンクになった時期の目印となる。

 こうした変化に関する研究から、示唆に富む結論が浮かび上がった。


### DataBace ###
nature Vol 451 | Issue no.7174 | 1-106 | 3 January 2008
Letter p.49 / Net carbon dioxide losses of northern ecosystem in response to autumn warming / CEA-CNRS(仏) S. Piao etal. (update)
News & Views p.26 / CARBON CYCLE : Sources, sinks and seasons / John B. Miller (update)
THIS ISSUE p.xvii / Autumn warming (update)


 また、『気候:炭素サイクル〜二酸化炭素の正味の損失』で取り上げられたような研究方法は、従来の方法より、より明確になっており、より現実に近いモデルの適用によって、より現実味を帯びている。

 この方法は、それでも簡易的なモデルを使用しているが、少なくとも、実際の自然環境の状態を考えてみると、どれだけ難易度が高いのか?…といった、対策の難しさが伺える。

 おそらく、IPCC関連の人々には、ない視野だと思う。

 これらの科学分野からの報告データについて、これらのデータが示すものが、現実では、どれだけの深刻さを示すデータなのかについては、知識を持っている者しか認識できないだろう。

 これらのデータから予想される現在において、どれだけ深刻な状態に陥っているのかは、知識を持っている者しか認識できないだろう。


 一番良いのが、個人にもCO2の排出量を観測する装置を取り付け、人間行動においての温暖効果ガス排出量を計算に取り入れれば、現実的な数字が出る。

 機械工学部の出身である夫に聞けば、この装置にはさほどコストを掛けずに、簡単な装置で観測可能だとのことで、容易に出来るらしい。

 このため、温室効果ガスの話になると、「人間行動による排出量を観測しなければ意味がない」と討論に走るのが日常になっており、我が家ではこの装置についての話題になることが多い。

posted by 0≠素子 at 01:30| Comment(0) | Climate Change | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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